略奪愛の結末
「おねえちゃん いい気味でしょ?
悪は必ず滅びるって よく言ったよね~。
マリちゃん生粋の悪だからね 病気で苦しんで
未練一杯残して のたうちまわって 痛がって
死神にもう連れて行ってくださいって頼むんだよ。
痛くない世界に行ったのに
マリちゃん悪だから そのまま地獄へ突き落されて…
もうヤバい…マジヤバい……。」
「マリ ちょっとしっかりしてよ。
こんなとこにいたら 風邪ひくわよ。
明日は冷えるんだから…ほら・・・。」
支えて起こそうとするけど
このか細い体でも動かすことができない。
「やだ ここで死神に連れて行ってもらう。
おとうさん おかあさんのとこで死にたいから。」
「いい加減にしてよ マリ!!
いつまでもわがままやめて。あなたを探して
みんな心配してんのよ。」
「心配?篤朗は死んじゃえって思ってるよ。」
マリは墓石にしがみついた。
「ね マリとにかく車に行こう。」
「おねえちゃん意地悪だもん…嫌いだ…。」
マリは酔ってすっかり子供のようになっている。
凍えてしまいそうな風が吹いている。
私はダウンを脱いでマリにかけた。
「あっついんだって!!」
マリは頑として ダウンを羽織らない。
携帯のマナーモードが鳴り続けている。
「マリ 電話だよ。」
「もう 無理・・・・・。眠い・・・・。」
「ちょっとマリ 寝ちゃダメだよ!!」
マリは完全につぶれてしまった。
悪は必ず滅びるって よく言ったよね~。
マリちゃん生粋の悪だからね 病気で苦しんで
未練一杯残して のたうちまわって 痛がって
死神にもう連れて行ってくださいって頼むんだよ。
痛くない世界に行ったのに
マリちゃん悪だから そのまま地獄へ突き落されて…
もうヤバい…マジヤバい……。」
「マリ ちょっとしっかりしてよ。
こんなとこにいたら 風邪ひくわよ。
明日は冷えるんだから…ほら・・・。」
支えて起こそうとするけど
このか細い体でも動かすことができない。
「やだ ここで死神に連れて行ってもらう。
おとうさん おかあさんのとこで死にたいから。」
「いい加減にしてよ マリ!!
いつまでもわがままやめて。あなたを探して
みんな心配してんのよ。」
「心配?篤朗は死んじゃえって思ってるよ。」
マリは墓石にしがみついた。
「ね マリとにかく車に行こう。」
「おねえちゃん意地悪だもん…嫌いだ…。」
マリは酔ってすっかり子供のようになっている。
凍えてしまいそうな風が吹いている。
私はダウンを脱いでマリにかけた。
「あっついんだって!!」
マリは頑として ダウンを羽織らない。
携帯のマナーモードが鳴り続けている。
「マリ 電話だよ。」
「もう 無理・・・・・。眠い・・・・。」
「ちょっとマリ 寝ちゃダメだよ!!」
マリは完全につぶれてしまった。