略奪愛の結末
旅行が終わって 久しぶりの我が家だった。

「おかえりなさい。
楽しかった?」姉が迎えてくれた。

あの時 何かが違うって本能でそう感じたのかな。

「あれおねえちゃん 感じ変わった?」

「え?何が変わったって?」

「何だろ おねえちゃん ちょっと綺麗になった?」

「私はいつもきれいでしょ?」

姉が言うとその言葉は ちっともユーモアに
感じなくなってしまう。

だけどね何だろ
姉の 何かが違う・・・・そんな気がした。

「東京でね偶然 篤朗に会ったの。」

「あら・・・元気だった?」

「うん めっちゃ大人になっててびっくりした。」

「そう。」


姉が少しそっけなく感じた。

「社会人になると違うね。
早くこっちに戻ってこれるといいのにな。」

「そうね~。
そうそうそれから九州はどうだったの?」

姉に土産話を聞いてもらって
やっぱりうちはいいな~って思いながら
早々に眠りについた。


篤朗の夢が見られますように・・・・・。





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