略奪愛の結末
マリと言う存在

俺の人生を変えてしまった女
妹のように可愛い女

憎くて許せない女

大切な人の妹

飛勇の母親

俺の家族


皮肉なことに今まで抱いていた マリへの距離は
病気がけしてくれた、

今は愛おしい女 いじらしい女
そして尊敬できる女


本当に久しぶりだった
マリが 寿司を食べる姿。


「美味しい?」飛勇が聞いた。

「うん 美味しい
久し振りだから 体がビックリしてるよ。
天国にいったらきっと
毎日食べちゃいそう。」


「美味しいもの一杯食べて元気になってね。」

「うん 早く行きたいな~~~」

マリはわざとに楽しみにしているように言った。

「飛勇もパパもおばちゃんがいたら安心だよ。
思い残すことはないわ。
飛勇がいい子でよかった。聞き分けがいいから。」


マリは先に先に飛勇を褒めた。

飛勇はすっかり気をよくしていた。

「いい子だね飛勇。」

飛勇を抱きしめる

「楽しいな~飛勇とこうやって
美味しい物を食べられるなんて・・・・
飛勇 ママにサーモンとってくれる?」

本当に久しぶりで もしかしたら最後の食卓になるのかもしれない。


マリの笑顔を焼き付けておきたい

俺の心に……。
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