略奪愛の結末
ベットの中のメグは想像以上に女だった。
美しく そして 艶めかしく

すべての柵から解放されたのか
俺の愛撫に可愛いくらい反応してくれる。

「あつろ………あつろ…う…。」

甘く俺を呼ぶ喘ぎ声に 興奮する。

「ん?何?」

「狂っちゃう……怖い……。」

メグが首を激しく振る。

「可愛いよ……感じて…俺をいっぱい感じて…。」

激しく喘ぐメグの唇をふさいだ。

「愛してるよ・・・。」
俺の声も興奮で震える。

メグへの片思い
兄への劣等感から始まった恋だった。
今 兄が落とせなかった メグが俺の腕の中で
俺の愛撫で狂うほど乱れている。

「俺のものだ……。」

「あつろ・・・・・。」

「可愛いよメグ……もっともっと感じて……。
もっともっと狂って……。」

メグが自由になった。

俺がメグの呪縛を解放してやれたんだ。
それは人間として男として


俺にものすごい力を与えてくれた。


「篤朗……好きよ…愛してる……。」

「一つになるよ。」

メグと一つになったときいろんな思いが走馬灯のように
頭の中に浮かび上がる。

そして俺の中の呪縛
兄への劣等感から 解放された瞬間でもあった。


メグを絶対に離さない

俺とメグは体も呼吸も 一つになった。

一生この夜を 俺は忘れない・・・・・。
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