略奪愛の結末
昇格して札幌に転勤が決まった時
俺は運が味方してくれていると思った。

メグを手にしてからめちゃめちゃついてる。


メグに報告するととても喜んでくれて嬉しかった。

部屋のことは全部メグに任せて
俺は仕事に集中した。

そんな中で引っ越しの準備
くたくたになってもメグの声を聞くだけで
元気が出た。

「部屋の写メ送ってよ。」

「ダメ~~楽しみにしてて。」

まるで新婚のような会話。
きっとメグが作り上げる部屋は 
俺とたくさん寄り添える時間がたくさんできるんだろう。


「あとは 家具と篤朗を待つだけよ。」

メグが子供のようにはしゃいでいる。
向こうに言ったら マリに報告しよう。

いつまでも子供じゃないし
マリのメールの中ではもう十分に

メグから離れてきていることも感じられる。

「おねえちゃんは いつまで私を
子ども扱いするのかな~。」

きっと喜んでくれるよ 心配しなくても・・・。


マリにせがまれて住所を教えた。
どっちにしても
わかることなんだし ここが俺とメグの部屋になるってことも
マリが知っても問題はないだろう。

札幌に行って落ち着いたら
マリに話そう・・・・・。


俺に君のおねえちゃんをくれるよねって。


大切にするから・・・・って。
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