略奪愛の結末
「うわ・・・。」

部屋を開けて驚いた。

「え~~ダメ?よくない?」

メグが大慌てしてる。

「いや ダメじゃないけど メグってこういう感じ?
ちょっと想像と違ったからさ。」

「ほんと?ごめんね。」

俺はメグを抱きしめた。

「可愛い部屋だよ。めっちゃ可愛い。」

「どうしよう・・・。」

「何で?」

「あまりよくなかったんでしょ?」

「違うって・・・。
こういうとこ知らなかったから嬉しいよ。
甘い部屋だね。」

俺はメグのコートを脱がせにかかる。

「篤朗・・・・。」

「今すぐ・・・・欲しいんだ。」

この部屋にはメグの秘めていた想いがすべて詰まっている。


とても男が一人で暮らすような部屋ではない。
きっとこれを用意するのにメグが
ここで自分も暮らすということを想像していたように思うと
可愛くて仕方がない。


「めっちゃ可愛いよ。」

俺らの部屋・・・・・。

「可愛い?ホント?」

「メグも部屋も最高に可愛いよ。」

「スーツ…しわになるよ……。」

「私だけ裸なの…おかしいから……。」

「幸せにするから・・・・・。」

その夜 メグが泣いた・・・・・。

「幸せすぎて……怖い……。」って。
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