略奪愛の結末
なかなか 篤朗は部屋に呼んでくれない。
うまくはぐらかされてる気がして イライラする。
確かに忙しいのかもしれない。
私だって社会人になったから それくらいはわかるけど
おねえちゃんが先に行ったのがおもしろくない。
眠れなくてテレビを見ようと
居間に行ったら 話し声が聞こえてきた。
「そんなこと言わないで……。」
姉の声が震えている。
「……ひどいわ…やっと忘れかけたのに……
今になってそんなこと言うなんて……。」
「やめて……ひどいわ……。」
最後は姉の言葉は 泣き声に消えた。
何だろう・・・・・。
この感じは 篤朗じゃないし
どっちにしても 私にとっては追い風な気がした。
最近 姉に元気がないのは このせいか。
「今になって 会いたいなんて……
やっと やっと忘れられたのに……。」
不倫のおじさん?
おじさんは 姉に会いたいって言ってる。
姉は やっと立ち直ったのに
こんな電話してきてって…でも
会いたい気持ちを押し殺している。
私の中の 悪魔がまた動き出した。
「会っちゃえ おねえちゃん。
そしてその人と どっかいっちゃえ。」
散々お世話になり続けていた大切な姉
だけど…篤朗には邪魔なの・・・・。
ごめんね おねえちゃん・・・・・・。
うまくはぐらかされてる気がして イライラする。
確かに忙しいのかもしれない。
私だって社会人になったから それくらいはわかるけど
おねえちゃんが先に行ったのがおもしろくない。
眠れなくてテレビを見ようと
居間に行ったら 話し声が聞こえてきた。
「そんなこと言わないで……。」
姉の声が震えている。
「……ひどいわ…やっと忘れかけたのに……
今になってそんなこと言うなんて……。」
「やめて……ひどいわ……。」
最後は姉の言葉は 泣き声に消えた。
何だろう・・・・・。
この感じは 篤朗じゃないし
どっちにしても 私にとっては追い風な気がした。
最近 姉に元気がないのは このせいか。
「今になって 会いたいなんて……
やっと やっと忘れられたのに……。」
不倫のおじさん?
おじさんは 姉に会いたいって言ってる。
姉は やっと立ち直ったのに
こんな電話してきてって…でも
会いたい気持ちを押し殺している。
私の中の 悪魔がまた動き出した。
「会っちゃえ おねえちゃん。
そしてその人と どっかいっちゃえ。」
散々お世話になり続けていた大切な姉
だけど…篤朗には邪魔なの・・・・。
ごめんね おねえちゃん・・・・・・。