に じ い ろ~Rainbow Days~
二人揃って公園のベンチに腰をおろす。
明らかにしょんぼりとしている藤堂に、なんて声をかけたらいいのかわからなくて、私もうつむいて爪をいじった。
「…今日、ごめんね。ほんと色々、ごめん。」
さっきのことに関して謝ってるのかな。
そう思って「藤堂のせいじゃないよ」なんて答えると、それだけじゃなくて、と彼は続けた。
「なんか…緊張しちゃって、上手くしゃべれなくて…
つまんなかったでしょ、俺なんかと休日過ごして」