に じ い ろ~Rainbow Days~
「中学二年の夏休み…だったか。俺がお前と初めて会ったのは
あのときは怒りを抑えるのが大変だったよ
お前の家に行って、扉が開いて…お前が出てきた瞬間、殺してやろうか、って思った
それくらい、憎くて憎くてたまらなかった」
「なのにお前は、三年経った今でさえ、なにも変わってなんかいなかった
どうせ、幸せになりたいとか思ってたんだろ?
どうしてなれるんだよ?レナの幸せを奪ったお前が
教えてくれよ、なあ…ヒカリ
そんな不条理が、どうして許されるんだよ?」
「文化祭のあの日…お前が神里ヒカリだってわかった瞬間、背筋が凍りついたよ
俺は今まで、なんであいつと仲良くしてたんだ、って
なんで気が付かなかったんだ、って
…俺の妹を殺した、殺したいほど憎い相手が目の前にいるのに、って」