黒神×銀姫【番外編集】
父さんも帰って来た。
父さんも20代にしか見えない。
母さんの溺愛っぷりが凄いが。
息子の俺たちでさえ引いてしまう。
「なぁな、母さん、父さん、俺等暴走族入ろうと思うんだ」
『「どこの?』」
2人は食事を止めて俺等を真剣な瞳で見てくる。
「黒神ってゆー、すげぇ族があんだよ‼」
連夜が興奮した様に言うと、2人は目を丸くした。
「全国No.1だし、知ってる?」
「しかも、ジンクスあんだぜ?
黒神13代目総長とその彼女は伝説の女不良銀姫だって!
その人等に憧れてんだ!」
そう連夜が熱く語ると、2人は目を合わせて口を緩ませて行った。
『…………フッ…あはははっ‼』
「…………ククッ…」
とうとう笑い出した2人を怪訝な顔をしてみると、母さんが目尻の涙を人指でぬぐいながら口を開いた。
『あんたら、その総長と銀姫の容姿しってる?』
「え?
総長は金髪で銀姫は銀髪の赤目……って…あ、れ…………」
よく考えると、母さんと父さんに…