黒神×銀姫【番外編集】
「「五月蝿い」」
如月2人はキッパリと先頭に立つ2人にそう言い放った。
その言葉にその場はシーンと静寂が訪れる。
「………てめぇ、誰に口きいてやがる」
綺羅は目を鋭くしながら問うが、麗桜と蓮が前に出て笑った。
『随分生意気な口きくじゃない』
「一応先輩として来たんだぞ」
2人は先輩と言う立場を利用した。
総長様と副総長様も押し黙った。
麗桜はクスクスと笑いながら麗夜と連夜の頭をグリグリと撫でた。
『もぉー可愛いなぁ‼』
「黙れっ‼
母さんは家に居たら良かったじゃねぇか‼」
連夜は顔を真っ赤にしながら麗桜を見た。
「「「母さん~~~!?!?!?」」」
絶叫。w
「………麗桜だって一応此処の王なんだよ」
『誰が王じゃ‼』
「え?麗桜は王でしょ」
「王ですね」
「王だな。」
「俺様よか王じゃねぇこけどな‼」
『皆して貶すな‼
てか拓真ウザ‼』
そんな麗桜の言葉に現黒神全員息を飲むが、元総長様達は鼻で笑うだけ。
「てか、父さんメールくれれば良かったじゃねぇか」
麗桜はむすっとしながらケータイを握り締める。
「悪りぃな、ケータイわっけた」
『アホ』
麗桜がすかさず突っ込みを入れるが、麗桜は蓮に後ろから抱きしめられながら窒息しそうになっていた。
「…………連夜と麗夜って……
13代目総長と姫の息子だったんだな…」
耶音は呆然としながら言った。
『息子がお世話になってるね、ごめんね!
頼りないと思うけど、信じてやってね』
妖艶に微笑む麗桜に黒神は何人か顔を赤くする。
それをみて蓮は眉間にシワを寄せながら麗桜を引き寄せた。
「こんなとこで発情すんじゃねぇよ‼
父さん‼」
「あ゛?」
元総長様の威嚇に恐怖を抱いた黒神であった。