黒神×銀姫【番外編集】
「てか、最近の黒神どーなってんの?」
ニヤニヤしながら問いかける拓真。
それに現黒神の皆は苦笑いだった。
「皆さんほどの力ではありませんが、まぁうまくやってますよ」
「そうか!
まぁ、俺等の黒神だしな!」
拓真は眩しい笑顔で言った。
『え、ぇ?
麗夜と連夜って頼りにしたらダメだからね?』
「「失礼な」」
「そんな事も無いっすよ」
にかりと笑いながら一人の下っ端が口を開いた。
「俺等の頭っす!
麗夜さんも連夜さんも今の黒神に居ないとダメな存在なんす!」
その言葉にいっときの静寂が流れた。
『………良い感じじゃん』
麗桜はニヤリと笑いながら麗夜達に寄って来る。
『あんた達は沢山の者を背中にしょってんだ。
堂々とこの道を進め!』
その言葉に2人は目を見開いた。
ある時、他校生が話していたのを聞いた。
族に入ったらその人、どーなるんだろ?
別に関係無くね?
無いけど、好きになった人が族だったらぁ?
んー…表に出れないんじゃね?
『表には誰だって立てる。
私と蓮は親父の意志を継ぎたかったから極道に進んだだけ。
あんた達の未来はいくらでも選べるよ』
二カッと笑って言う麗桜を、
全員綺麗だと思った。