黒神×銀姫【番外編集】
「おぉ、何だ何だ、
捕まったのか?琇、克」
「「…………」」
2人は静かーに座っていた。
『おめぇの息子等に礼儀と立場ってモンを教えてやれゃ』
「まぁまぁ、若様。
そうお怒りになるなって」
親父はそう言って奴を宥めて居た。
「お嬢、もうかえりゃしょうか?」
『ん、』
「「は?」」
立ち上がる奴と晋也さんに目を向ける。
お嬢?
疑問に気づいたらしい2人はニヤリと笑いながら
奴はフードをとった。
フードで隠されて居た顔は
とても端麗な顔立ちで
その顔に掛かる銀色の長い髪。
大きな目は髪と同じ色の睫毛に縁取られている。
『私は華櫻 麗桜だ。
お前等の上』
微笑を浮かべたその表情に
思わず見ほれた。