黒神×銀姫【番外編集】
『はぁっはあっ………
悪りぃ、遅れた』
男がそっちを見て、ニヤリと笑う。
その声は、透き通っているハスキーな声で
「れ、…ら………」
『なっさけねぇな……
男だろー………』
麗桜は一目見ただけでもボロボロだって解るほどだった。
「おーおー、まだちっせぇ女じゃねぇか」
麗桜は男を睨みつける。
『……てめぇか、こいつら拉致ったの』
「そーだよー♪」
麗桜は一気に飛びかかる。
「ふっ、そんなのあたるかーー…」
パンチを繰り出しかと思ったら、見えないうちに蹴りが男の顔面に入っていた。
『はっ、女のチビだからってなめてもらっちゃ困るね』
麗桜は切れてた唇を舐めながら男に向かって行く。
重い蹴りを顔面にかましながら立ち上がりかけだった男の足に回し蹴りをかける。