黒神×銀姫【番外編集】
「麗桜、悪りぃ……」
琇と俺は晋也さんに縄をとってもらった。
琇は悔しそうに唇を噛みながら麗桜の側に寄る。
そんな琇に麗桜はぽんっと琇の頭に手を乗せてくしゃくしゃっとする。
『まぁ、この事件はお前等の不注意が原因だ。』
その言葉に俺と琇は押し黙る。
『でも、それを後悔するだけで終わらせるんじゃねぇ。
後悔を踏み台に、上へ上がるんだ。』
麗桜に腕を掴まれて引き寄せられる。
『顔上げろ』
麗桜は優しい声でそっと言ってくる。
俺等は顔を上げる。
『よく、頑張ったよ』
すごく優しく微笑んで居た。
俺等はこの時
本気で麗桜を信じた。