海宝堂〜海の皇女〜
部屋を出て、バルーム置き場へと向かう途中、ガルの頭にさっき見た悪夢がよみがえる。

操られていたなら…俺はどうする?

この2人が傷つけられたなら…俺は、シーファに攻撃出来るのか?

「ガル?」

「大丈夫かぁ?」

心配する2人に笑顔を見せると、頭を切り替えた。

アーターを2人に任せるなら、自分の相手は…ビュウ。

あの速度の剣技に地変で対応出来るのか?

恐怖が無いと言ったら嘘だ。しかし、止まるわけにはいかない。

そう考えている内に、城を出て、バルーム置き場が見えてきた。
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