あなたの声




いつまで経っても琉都は戻ってこない。

静かすぎると思い、隣を見ると
沙希と佑樹くんは既に寝ていた。

するとそこに琉都が戻って来た。

「お、成美?」

「ん?沙希たち寝ちゃったよ」

「そっか」

「うん」

「俺飲み物取り行ってくるな」

「琉都!」

「ん?」

「ベランダ…行ってもいい?」

「おぉ、いいよ」

琉都はそう言って下に降りていった。
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