あなたの声
あたしは琉都の隣に行ってぴったりくっついた。
「成美?」
「ん?」
――ちゅっ
「……!」
振り向くと同時にあたしは
琉都にキスされた。
「さーて戻るか!」
琉都は恥ずかしい気持ちを隠すためかそう言った。
あたしは先に戻ろうとする琉都の服の袖を掴んだ。
「琉都!不意討ちじゃなくてちゃんとしてよ!」
そう言うと琉都は
あたしの顎に手を置きキスをした。
「えへへ」
「ずっと一緒にいような」
「うん…!約束!」
「約束って…(笑)」
「いいから!」
「「ゆーびきーりげーんまん…」」
あたしたちは星空の下
キスの後に約束を交わした。