あなたの声




「ねぇ沙希?」

「んー?」

屋上に着いたあたしたちは迷うことなく地面に横になった。

「初めてって痛かった?」

「んーまぁ...それなりにね、でもそれ以上に幸せだったよ」

「そっかぁ」

「どーして?」

「琉都の誕生日にね、お泊まりするの」

「マジで!?」

「うん」

「なんでそれをもっと早く言わないのー!!!」

「だって!!「そうとなれば買い物に行かなきゃだね。成美!今日の放課後買い物行くよ」

「え、うん」

沙希は何故か一人で張り切ってた。
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