あなたの声
~~♪~~♪
「ごめん、ちょっと出てくるね」
「うん」
沙希は席を立った。
「はぁ…」
~~♪~~♪
メールが来た。
[なに溜め息ついてんだよ]
「えっ!!」
あたしは思わず立ち上がって周りを見た。
「成美、後ろ」
あたしは言われた通り後ろを見た。
「琉都・・・?なんで・・・」
「ん」
琉都は照れてるのか目をあわさずにあたしに紙袋を渡してきた。
その紙袋はあたしと沙希が可愛いと言っていたペアリングがあるお店のだった。