あなたの声

初体験





それから何日か経ち、あたしの不安はなくなり、琉都の誕生日を迎えた。

琉都の誕生日は9月。

「成美~!!」

「沙希おはよ~!!」

「おはよ!ね!見て!」

沙希の右手の薬指にはあたしと色違いの指輪が。

「なんで!?可愛い!!」

「昨日ね、あたしたち1ヵ月だったの。佑樹忘れてるだろうなーって思ってちょっとショック受けてたの。で、いつも通りバイト終わって1時間くらいしたら電話来て、家の前にいるからみたいに言われて家の下でちょっと話してたのね??そしたらこれくれたの!!」

「なんでなんで!?」

「成美たちの羨ましそうに見てたからって!!」

「きゃー!!良かったねー!!」

あたしたちはとにかく抱き合って喜んだ。
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