あなたの声




そのあとからはあたしはなんだか緊張して
でも琉都もなんとなくおかしくてあたしたちの間にはぎこちない空気が流れた。


「お、俺飲み物取り入ってくる!」

「う、うん」

琉都は飲み物を取りに下に降りていった。

「はぁ…」

――ガチャ

「はいよ」

「あ、ありがとう」

「雑誌読んでいい?」

「うん、あたしも本読んでいい?」

「うん」

あたしは琉都の部屋にある本棚の中の本を取り出した。
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