あなたの声
あたしと琉都は
すっかり仲良くなって今では
呼び捨てで呼ぶ仲だった。
―放課後。
琉都がうちのクラスに迎えに来た。
「あれ~?」
すると突然琉都がいるドアの方から甘ったるい声が聞こえてきた。
「澤田琉都さんですよね~?」
声の主は澤田明花。
沙希やお姉ちゃんが言ってたことって
このことなのかな?
「成美まだ?」
「ごめんねっ」
琉都は明花の事を完全無視していた。
「行こーぜ」
「うん」
明花の横を通り過ぎるとき
明花の目がすごい怖かった。
「あー俺お前のクラス二度と行きたくね~」
「なんで?」
「さっきのやつまじ無理」
「あー明花?」
「わかんねぇ」
そんな会話をしてるうちに
琉都の家に着いた...らしい。
「ここ」
なんとそこには大豪邸が。
どれだけのお金持ちが買ったらこんな大きい家になるんだ。
一人で関心していた。