あなたの声




次の日、琉都が家にきた。

お姉ちゃんは琉都のお兄さんの所に行って、お母さんも仕事で家にはあたしと琉都しかいなかった。

「話しって?」

「あたしね。妊娠...したみたいなんだ」

「……」

琉都はそのまま黙り込んであたしの部屋には静かな空気が流れた。

時計の針の音だけが異常に大きく感じた。
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