あなたの声




…が。琉都は屋上にはいなかった。

「どこ…」

保健室にも行ってみたけど
琉都はいなかった。
もしかしてちゃんと授業に出てるのかな。
そう思いあたしは琉都のクラスに行った。
後ろからそーっと覗いたが琉都はやっぱりいなかった。

やっぱり琉都はどこかでサボってる。
あとは…

「ん…っ!」

後ろから誰かに口を押さえられつれてかれた。

怖くなってあたしは無我夢中に叫んだ。

「んー!!」

「静かにしろ」

この声…琉都…?
あたしは琉都に言われた通り静かになった。

琉都はあたしを連れ空き教室に入った。
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