あなたの声
「うん」
『悩んで俺が考えて出した答えは...』
琉都はそこで話すのをやめた。
やっぱりあたしたちはもう終わりなのかな?
『俺、離れている間お前のことたくさん傷つけたし、別れも考えた。でも俺にはお前が必要だった。いつだってお前を目で追ってたし
連絡来ることを夢見てた』
あたしと同じだ…。
あたしだって1度は別れも考えたほど辛くて苦しかった。
でもあたしにとって琉都は大きな存在だったから
言えなかった。
あたしは琉都が連絡してくることを夢見てた。
いつか謝ってくれる、そう思ってた。
同じこと考えてたなんて
予想もしなかった。