密関·蜜時間
でも、戻れるものなら始まりはしない。



私達の秘密の関係は終わってはいなかった。



社内で、私を見つけると社長は社長でなくなった。
甘えてただをこねる子供の様に、私を求めた。

キスを求め、触れ抱きしめた。まるで子供のように。

私は、戸惑っていた。受け入れる事も拒絶する事も出来なくて···
村川の情熱に流されていた。

私が越えなければならない壁は高かった。

高すぎた。
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