密関·蜜時間
車の所まで戻って来た。

『お疲れ様でした』
『車に乗れ』
『いいです。タクで帰るんで』
『いいから乗れ、代行呼ぶから!寒いし早く乗れ』

しぶしぶ乗り込んだ。

警笛はガンガン鳴り始めた!! 乗り込むと、社長がキスしょうと襲い掛かる。精一杯抵抗する。
『酔ってるんですか?自分が何してるかわかってます?社員ですよ!無理!無理』考えつく限りの言葉をなげつけ抵抗し続けた。

どの位時間がたったんだろうか?

『飲酒運転!ダメですよ』『わかってるよ。酔ってなんかない。今代行呼ぶから』
社長は、電話をして代行を呼んでいる。
不意打ちの荒々しいキス
私達の関係が動き出した。
幾つになれば、人は恋をしなくなり、男は男で女は女でなくなるんだろう。

人生何が起こるかわからない。美人でもなく、色気もない32歳の女が年下社長にキスされる。誰が想像出来るだろうか?

端から冷静に見ていたらおかしい光景だろう。
< 8 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop