愛しいを知るまで。
-花SIDE-
違う、違う違う違う……っ!!!
友輔ちがうの!!!私はあなたが好きなの………!!!
―――――次の日――――――
私は抜け殻の如く朝練を済ませ、教室へと足を進める。
「――…ちょっとぉ。森本花、いるう?」
「―…誰あの不細工。」
「ちょっ、あれサッカー部のマネージャーで一番不細工な2年生じゃん………」
「聞こえてるよ?森本花といっしょのこと、されたい?」
―…そんなこと抜け殻である今の私に聞こえてる筈もなく、そのままグランドの倉庫内へと連れていかれた。
「なんですか先輩。」
もう言葉も棒読み、寝れなかったから頭もフラフラ。