愛しいを知るまで。
崖
「……―ったあ…」
気がつくと尻餅をついていた。
「友輔君の一番は私なんだからっ!!譲らないんだからっ!!このブスッ!!!」
―…パシン……!!と気持ちいいくらいの音が倉庫内に響く。
「…っ先輩、体罰はイケませんねぇ…はは…」
「っるさい!!―…あんたが黙って私の言うこと聞いてればいいのよ!!」
「―――…っ言うこと聞いてれば…?友輔に危害が加わらなければ…へへ。」
「なに不気味に笑ってるのよ。」
友輔が安全ならいいや、