愛しいを知るまで。



-花SIDE-



案外はやく保健室で目を覚ました私は保健の先生に車で送ってもらい、次の日の支度を済ませて眠った。



○●○●○●○●○●○●○●○


朝練があるために学校にはやく着いた私は部室の掃除に取り掛かった。




朝練の時間になり、グランドへ行くと、そこには先輩を含め、メンバー全員がいた。




「―――…集団リンチ………?」




メンバーがズコッとこけた。




「昨日の怪我、大丈夫?」


「―…あいつは無期限の部活停止、学校を停学処分になった。」



「―ったく、駿河が泣きそうな顔してみんなに……ふがっ」


「・・・・その話はしなくていいです。先輩」


 「ハハハ・・・ごめんごめん。」


「ありがとうございます。でも、もう大丈夫ですから」

 「花ちゃんが呼び出しされた時、遊のやつ、足震わせて怯えてたよ・・・」



「そっそれは言わないでください!」



 わ・・・ギャップ・・・引く・・・・・・



「友輔、ありがとう・・・友輔がいなかったら・・・私・・・」








 「・・・・・・・・ハハ・・・」








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