純情♡SWEETIE

「月光の目線見てて。」


「あ、、、」


「笑えるでしょ、ずっと毬乃ちゃんばっかり見てるのよ。」


あたしは赤くなりながらでも笑顔になる。


「こっちも、これは2年生くらいかな、運動会。目線見て。」


ほとんどあたしを見てる。


「卒業式の集合写真は流石に前見てるけど、スナップは、、」


「ね、笑っちゃうでしょう。

 月光はずっと毬乃ちゃんだけを見てたのね。」


「毬乃ちゃんおばさんね、

 謝りたかったの。

 月光があんまり毬乃ちゃんばっか気にしてるから、

 反対したりしちゃって、

 ヤキモチ妬いたのよね。

 あとね、お礼も言いたかったの。

 月光、あの事件からね、

 すごく大人になった。

 あれは大変な出来事だったけど、

 でも、あなたたちをきっと

 いっぱい成長させてくれたんじゃないかと思うのよ。

 違う?

 世の中って無駄なことってないのね。きっと。」

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