純情♡SWEETIE
「、、、、」


お蕎麦を頂いて、

つっくんの部屋に上がらせてもらってて、

目の前をつっくんが、ぎゃーぎゃーいいながら、

いろんなものあっちにこっちに片付けるっていうか、

移動してて。


「ああ、ごめん適当に座って。」


「うん。」


テーブルらしきものがあるそばにちょこんと座った。


「あ。」


写真集。

去年出したあたしの。

最初で最後の写真集。


「うあぁぁ、それ別に変な事に使ってないってか、、、

 毬乃~あぁそのごめん。」


「何?」


「不埒な俺を許して!」


「買ってくれたんだね。

 でもね、

 ここに写ってるのはあたしじゃないから。

 つっくんに会えなかった時の抜け殻のあたし。

 ただの入れ物。」
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