純情♡SWEETIE
「こんな、こんな入れ物のせいで、、、

 大嫌いな身体、大嫌いな顔。

 憎かった、、

 こんな髪じゃなかったら、

 こんな顔じゃなかったら
 
 ずっとそばにいられたのにって

 あたしは、あたしを憎んでた。

 許せなかった。

 パパに隠れてお酒も飲んだし、

 煙草も吸った、

 学校も休みがちで

 向こうにいたあたしはボロボロだった。

 消えてなくなりたかった。」


「毬乃。」


泣き崩れるあたしをつっくんは抱き留めてくれた。

< 104 / 170 >

この作品をシェア

pagetop