純情♡SWEETIE
観覧車に乗るとすぐ、

「毬の行くぞ!」

なんてム-ドもへったくれもない。

「まって、まだこの辺下から見えるし。」


「誰も見てない。」


そう言うと月光の指が顎を持ち上げて、

唇が降りてきた。

ちょっと乱暴で、

でも優しくて

月光らしいキス。

涙が溢れてしまう。



キスは止まらない


何度も角度を変えて、

呼吸ができるように少し離れてまた押し付ける。

口内まで刺激され舌まで絡ませて、

受け止めきれないほど激しいキス。

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