純情♡SWEETIE
中学校の時も、

さんざんPTAの会議とかで仲間と毬乃やその親の悪口を言っていたらしい。

友達が親から聞いてきた時には、心底母親が嫌いになった。

俺とママは比較的仲のいい親子だったけど、

そのことで俺は、ママをなじり、対立した。

それから、しばらくはすごく気まづい親子になってたけど。

あるとき会合に母親の代わりにイギリス人の父親が来た時から、

毬乃に関して何か言う親はいなくなった。

日本人は英語コンプレックスを持つと言うけど。

その場にいた人たちは

ブロンドとか綺麗な容姿とオ-ラに見惚れてしまい、

メロメロになってしまったようだ。

当のママも毬乃の父親の話を時々しては

ぽ-っとしていたぐらいだ。、

毬乃父パネェ!!

まあ、それからうやむやになって


結局、ママは毬乃に俺が取られるのが単に嫌だったんだと思う。

子離れできてないんだよな。


まあ、いまさら、

「中学校から付き合ってたんだ。」


とも言えず今に至っている。


でも、来週の遊園地の件は一応話しておかないとな。

風呂から上がり、俺はママにいった。

「俺、今度の土曜塾の模試サボって遊園地行くんで。」

「そ、、ってダメに決まってるでしょ。お金引き落とされちゃうのよ。」

「あ、されない、塾には言ってある。」

はあぁ、とため息をつき

「もう、決めたら絶対なんだから。で?誰と行くの?」

「クラスの奴ら、5人。」







< 18 / 170 >

この作品をシェア

pagetop