純情♡SWEETIE

「ヤマとか教えてくれるんじゃないの?」


「馬鹿か。山は前回のテスト見りゃわかるだろうが、

 家に帰ってどこがわかんないか確認しろ。」


「ひど-い、どこがわかんないか、わかんないからできないんだもん、

 優しく全部教えてよ。」


「無理言うな!やる気ないんなら帰れ!」


リナはぷいっと怒って机をガタガタ戻してカバンを掴むと帰っていった。


「あいつ大丈夫なのか?」

「びっくりしたあ、つっくんあんなに怒るんだもん。」

「わけわかんない奴だな。」


「ね、ごめん、つっくん。あの、文型なんだけど、、、」


「ああ。これは、この単語が目的語と考えれば、、わかるだろ。」


「ああ、そっかあ。ならこっちも同じでいいんだよね。

 私5文型がよくわかってないんだよねだから今回できなくて、、」

比べるもんじゃないけど、毬乃に慣れてるせいか、

ああいう、女は好きじゃない。

理解に苦しむ。

何が分からないかわからないやつに何を教えろって言うんだ。

< 24 / 170 >

この作品をシェア

pagetop