純情♡SWEETIE
アイスを餌に、絶叫系を立て続けに5つ。

ヨロヨロになりながらガ-デンベンチに座り込む。


「おーい。大丈夫かあ。」

「ほんとに心配してるの?」

「してるよ。」

「う~、いじめられてる気がする。苦手だって言ってるのに。」

「確かに、、俺ってSなのかなあ、

 毬乃がどんなふうに嫌がるか試したくてたまんないのかも。」

 クスクス笑いながら言うつっくんに無性に腹が立った。


「そんなつっくん嫌い!」


ちょっと頭に来た。

ひどいよ。

フラフラする足に力を入れて走り出そうとして、

通りがかりの人にぶつかる。


「あ、すみません。」

「え?」

ぶつかった女の子はあたしを凝視して、

「マリンちゃん!!マリンちゃんでしょ。」

あたしのモデル名を呼ぶ。
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