純情♡SWEETIE
「月光くん何してんのよ。

 あなたが助けなくてどうするの。」


つっくんが苦しい顔をした。


「ごめん。俺。」


「ったく、可愛い彼女、大事にしなよな。

 自分のこと釣り合わないとか言われて

 卑屈になったんじゃね?」


「そんなことないよ、

 つっくんはいつもかっこよくて

 頭良くて

 あたしのあこがれだもん。」


「まあ、どっちでもいいけど、毬乃ちゃん俺らと来る?

 また囲まれちゃうかもよ。」


「え、だって、あたしつっくんと、、、」

つっくんはあたしの背中をぐいっと祐太郎くんの方へ押し出すと

「こいつに守ってもらいなよ。

 ごめん。

 今の俺、キツイ、

 自信ない、、先帰る。」



「つっくん、待って!」




< 40 / 170 >

この作品をシェア

pagetop