純情♡SWEETIE
SIDE月光

情けなかった、あんなことで脚が動かなくなるなんて、

あの子達が言ってたことはホントのことだ。

オレの中にあった、コンプレックス。

オレは毬乃に釣り合わない。

身長だって低いし、顔だってまずくはないけど十人並

モデルで、しかも雑誌の表紙を飾るほど綺麗な毬乃が

俺の彼女だなんて奇跡みたいなんだ。

普段気にならないのは、いつだって、毬乃が

つっくん凄い

つっくんカッコイイ

つっくん頭良い

って呪文のように褒めてまとわりついてくるから。


他人から見た評価を突きつけられた。

それが、ショックだったんだ。
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