純情♡SWEETIE
小学校の低学年だったと思う

毬乃の髪を馬鹿にした奴がいた。


毬乃は、引き出しからハサミを出し自分の髪を一掴み握ると


ジャキッっと音をさせて髪を切った。


そして馬鹿ににしたやつの髪もおもむろにつかみ


ジャキっと同じ音をさせて切った。



「どっちが先に伸びるか競争ね、色では勝負つかないから

 伸びる速さで勝ってやるわ。」


そう、凄んだ。


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