純情♡SWEETIE
SIDE毬乃

ママの車に乗って兄貴のマンションに身を寄せることになった。

インタ-ホンで呼ぶと、

兄貴と和実ちゃんがエレベ-タ-の下まで迎えに来てくれた。

和実ちゃんの顔を見たら急に悲しくなって、


「和美ちゃん!!」


抱きついてわんわん泣いた。


「毬乃ちゃん、大丈夫よ、大丈夫だからね。」


エレベーターに4人で乗り込んで、

部屋に向かう途中、


「なんで、和美なんだ、、、。そこは兄貴である俺の役目だろ。」


兄貴がぼやいた。


「焼かないの、母親にもこういうのはなかったんだから。」


ママがすかさず付け加えて、


「日頃の行いか。」


「お互いにね。」


変な会話をしていた。

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