純情♡SWEETIE
相談室には、

校長、教頭、担任

両親、毬乃の母がいた。

そうか、そういうことか。

オレは心の中で覚悟した。


「君は、ここに呼ばれたワケを分かっているね?」


校長の言葉にオレは、


「はい。

 でもいいえ、こんなふうに大げさにするほどのことだとは思いません。」


と、用意していた返事をした。

担任がそれをとがめる。


「佐々、校長に対してその態度は!」


「いや。君の言い分もわかる。

 確かに、今時これくらいのことで目くじらを立てるなど、

 君たちにとって納得のいかない事なのかもしれないね。

 それ位堂々としているところを見れば、

 これ以上やましいことはないという事だろう」


少し笑いながら、でも、目は確実に俺を見据えて、


「しかし、目こぼしできないほど事実は広まりすぎた。

 これを放置するのは、学校としては無理なのだよ。」
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