純情♡SWEETIE
「そうなんだ。
彼は知ってるの?」
ユズくんがちょっとまゆを上げてあたしを見る。
「ううん、まだ確定じゃないし、どこの学校に通えるか決まってないの。」
「なら、うちの学園にしなよ、俺が話せばすぐはいれるよ。」
ユズくんは嬉しそうにあたしの腕をブンブン揺する。
「うちの学校って?」
「私立ゆずりは学園、俺今そこの大学に通ってるし、
俺ののおじいさんがやってるところなんだ。」
「え、ならどうしてあたしと同じ高校だったの?」
ユズくんはクスッと笑って、
「まだ思い出せない。
ベンチの前であったじゃない。
その時言ったはずだよ。
君に会いたくて転校してきたって。」
「あ、あの時の、、」
思い出した。
学校以外であってたから気付けなかったんだ、
つっくんと一緒の時会った人だ。