私の大好きな先生。
「せっかくだから、なんか食べていかないか?」

まさかの…、先生からの誘い。

ほんとに信じられない。
まさか先生の方からそう言ってくれるなんて…

「はい!良いですよ」

嬉しくて跳び跳ねたい気持ちだった…

それと同時に、彼氏に対しての罪悪感も…

先生の誘いを嬉しく思ってることに罪悪感…


でも、相手は先生だし、絶対下心はないはずだし、あたしも下心はないから…

先生には奥さんがいるんだからさ。


そうだよ…先生結婚してるはずなんだけど、お家に帰ってご飯食べなくて良いのかな?


疑問に思ったけど、何だか聞けなかった…

「どこ行くか~?」

車を走らせながら先生が言う。
「そうですね~。普段どこに行きます?」

まずは先生の意見をと思い聞いてみる。

「俺はすき家とか花月とか行くぞ。せっかくだから、少しお洒落な店でも行くか?俺が奢るぞ」

えっ?

「とんでもないですよ~私も出します!」

久しぶりに会った先生に奢ってもらうなんて図々しすぎる

でも、先生は遠慮するなって笑っていってくれたから、断れない私はまた甘えることにしたんだ…

いいよいいよ!って言われたら、それ以上言えなくなるの…私の場合。

< 15 / 32 >

この作品をシェア

pagetop