最高のLove song~君に伝える愛の歌~
聖治の名前を出すと、

詩音の抱きしめた腕に、

力が入った。

「詩音だっけ?

そんなに警戒しなくても、

今日は見送りに来ただけだ」



「聖治あのね・・・」


「鈴奈、もう何も言わなくていい。

お前の答えがちゃんとでたことは、

それを見ればわかる」


「・・・ごめんね」


「謝るなよ、惨めになるから。

詩音、あんたカッコ良すぎなんだよ。

あんな告白の仕方されちゃ、

諦めるしか方法がないだろ?」
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