最高のLove song~君に伝える愛の歌~
「凄くよかったよ」


「・・・」


「あれ、オレに書いてくれたのか?」

私は小さく頷いた。


「ありがとう・・・

すっげーいい曲。

惚れ直したよ」



「…バカ」


詩音は私を抱きしめたけど、

すぐに手から力が抜けた。


「…詩音?」

よく見てみると、

怪我して応急処置してた包帯は、

真っ赤になっていた。

それどころか、

血がしたたり落ちるほど・・・


「誰か救急車!」

私は泣きながら叫んだ。
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