最高のLove song~君に伝える愛の歌~
夜。

私はいつものように海に出かけた。

・・・

今夜は来るかな。

期待と不安を胸に、

しばらく波音を聞きながら、

詩音を待った。



・・・

ポツポツと小さな雨粒が、

顔に当たった。

「どうしよう。傘持ってきてないのに」


・・・?!



雨が・・・止んだ?



「こんばんわ」


…この声は、…詩音。


「こんばんわ…傘、さしてくれたの?」

「運よく持ってたから」


詩音の言葉にクスッと笑った。


「本降りになる前に、

家まで送るよ」


「いいの?」


「今夜の仕事は、もう終わったから」


「お願いします」
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