最高のLove song~君に伝える愛の歌~
気をとり直した鈴奈は、

コーヒーを入れてくれた。



「今日さ…」


「どうしたの?詩音?」


「テレビで鈴奈の事見たよ?」


「ホント?!」


「うん」


「スゴイ、上手いんだね。」


「そんなことないよ」


オレの言葉にはにかんだ鈴奈。


・・・

リビングの向かいに、

グランドピアノが見えた。


「鈴奈のピアノ、聞きたいな」


「・・・いいよ」


微笑んだ鈴奈は、

ピアノの方に向かって歩いていった。

オレも、その後に続いた。


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