最高のLove song~君に伝える愛の歌~
「大丈夫ですよ。まだ時間はありますから。

そこまで一緒に行きましょう。」


オレの言葉に頷いた鈴奈。


「あの、

初めて会った人に聞くのもなんですけど、

何の仕事をしてるんですか?」


「音楽関係の仕事です」


「それでですね。

あんなに上手い歌は、初めて聞きました」


「お世辞でも嬉しいですよ」


「お世辞なんかじゃない!

色んな人の歌声を聴いてきたけど、

ホントに、聞き惚れてしまったんです」


そう言って、少し頬を赤くした鈴奈。

・・・

鈴奈の言葉には、ウソがないよに思えた。

「ありがとうございます。

また来ますから、聞いてくださいね?」


「もちろんです。雨や嵐以外の時は、

いつもここに来ていますから」


・・・

彼女の喋り方も、しぐさも、

なぜかオレを惹きつける。

そして何より、

綺麗なブルーの瞳に・・・
< 7 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop